戸呂盆会 村上甚句(盆歌)
戸呂盆会という、村上甚句を愛好する方々が録音なされた音源です。
カセットテープより収録しました。
字幕と音声にて違いがありますが、それらを含めて村上甚句であると解釈しています。
※最初の甚句と、17番目の甚句に、後歌の歌い分けもありましたので、
聴き比べてみてください。
-位置目安-
00:14 村上は良い茶の出処 娘遣りたやお茶摘みに→09:18
00:48 良いとこだよ北西晴れて 東山風そよそよと
01:22 下り藤手は届けども 人の花なら見たばかり
01:55 下渡山に振り袖着せて 奈良の大仏様婿に取る
02:29 三面川宝の庫よ あれを見やんせ鮭の郡
03:03 河内様よく聞きわけて 二度と頼まぬ今一度
03:38 鍛冶町から鍾馗様出ても 肴町通いはやめられぬ
04:11 声の枯れるのも身のやつれるも みんなお前のためだもの
04:45 面白て足が地に着かぬ おきつねコンコンでもついたかみてくれ殿さ
05:20 大仏様横抱きにして お乳飲ませた親見たい
05:54 主と別れて松原行けば 松の露やら涙やら
06:28 瓢箪下げあいの風吹けば 飛んで行きたやお滝様
07:00 長い丁だ足駄で通うた カネの足駄もたまりゃせぬ
07:35 羽黒山からお滝前みれば 出船入船帆かけ船
08:19 山辺里の橋真中から折れる 今でどの橋度ろやら
08:44 鷺の首箆棒の様に長い お前さんと寝た夜の短さよ
09:18 村上は良い茶の出処 並び鮭川山辺里織り→00:14
09:52 厚司縄帯腰には矢立 瀬波通いは止められぬ
10:26 ねむられないと夜中に起きて 人目忍んで神たのみ
11:01 嫁も姑も手を打ちならし 城下村上輪に踊る
11:36 第三日暇くれと願うた ササゲ和え物鉢取って投げた
12:10 三度豆竹の子入れて 落としタマゴは尚善かろ
12:44 おまえさんに何言われても 水に浮草根に持たぬ
13:18 雀やの片羽根欲しや とんで行き度やぬしの傍
13:52 酔たが酔うた五勺の酒に 一合飲んだらなじょにする
14:27 くたびれた藁の草履も切れる 明日の朝草なじょにする